森林作業全般を担う技術
【資格内容】
林業技士制度は、(社)日本森林技術協会が専門的林業技術者を養成し、認定、登録する制度です。
森林における施業計画作成、素材の生産造林事業に関する計画作成と実施、沿山と林道の調査と設計、施工管理、森林の評価などの業務を行います。
森林総合管理、林産、森林評価、森林土木、林業機械、林業経営、森林環境の7部門があります。
応用能力を習得させると共に、その受験成績により林業技士の登録資格を判定することを目的として行われます。
資格を取得するには(社)日本森林技術協会が実施する林業技士養成研修を修了しなければならないが、森林土木部門については、1級土木施工管理技士であって、森林土木に関する業務の実施経験10年以上有する者は、資格要件審査上で、養成研修修了相当と認め、登録資格が認定されます。
養成研修は3ヶ月の通信研修と4日間のスクーリング研修があり、その後の修了試験で一定以上の成績を得た者に林業技士の資格が与えられます。
【受験資格】
①大学で林業に関する課程を卒業後、受講しようとする登録部門の業務に従事した期間が7年以上に達する者。
②短大、専門学校で林業に関する課程を卒業後受講しようとする登録部門の業務に従事した期間を通算した期間が10年以上に達する者。
③①及び②以外の者で受講しようとする登録部門の業務に従事した期間を通算した期間が14年以上に達する者。
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