農用地集団のスペシャリスト
【資格内容】
整理されていない入り組んだ農用地に対し、土地改良換地の計画が出来上がると、土地案を権利者会議にかけ、賛成、納得を得なくてはなりません。
この時、関係権利者が判断を示すのに必要な意見を述べることとされているのが、土地改良換地士です。
県、市町村、土地改良区、測量会社、コンサルティング会社などで農用地集団化事業に従事している者からの受験が多いです。
【受験資格】
年齢、性別、学歴等に関係なく誰でも受験できます。
換地処分に関わる実務経験が通算10年以上の者は、申請をすれば試験科目のうち②の実務経験を免除される(換地処分にかかわる実務は、換地計画書作成、代位登記申請および換地処分登記申請に関する事務の全てを含むものでなければならない)。
試験内容
次の科目について選択式及び記述式の筆記試験を行う。
①農用地集団化事業について必要な知識に関する試験。(a)土地改良法、民法、不動産登記法、土地改良登記令、戸籍法、農地法、その他関係法令についての知識。
②農用地集団化事業について必要な実務に関する試験。
(a)換地計画書の作成、従前地の調査、登記関係の申請書の作成及び求積計算についての実務。
【おすすめ書籍】
Q&A土地改良の理論と登記実務