建築施工現場の中堅技術者としての活躍
【資格内容】
建築工事の施工技術の高度化・多様化・さらに専門化にともない、建築施工管理技士の重要性が高まっています。
2級建築施工管理技士は、一般建築業、特定建設業の営業所ごとに置く専任の技術者及び建設工事の現場に置く主任技術者や指導的技術者として、高く評価される資格です。
2級建築施工管理技士は、建築施工、躯体施行、仕上施行の3分野に分かれており、大工工事、左官工事といった建築工事の種類によって主任技術者になれる分野を定める。
【受験資格】
年齢制限はないが受験にあたっては以下の資格が必要。
①大学卒業後1年以上の実務経験を有する者。
(指定学科以外の卒業者は1年6ヶ月以上)。
②短大・高等専門学校卒業後2年以上の実務経験を有する者
(指定学科以外の卒業者は3年以上)
③高等学校卒業後3年以上の実務経験を有する者
(指定学科以外の卒業者は3年以上)。
④その他は8年以上。ただし前年の2級建築施工管理技士検定試験の学科に合格している者は、学科試験を免除されます。
試験内容
学科試験/(択一式)/建築=
①建築学等(建築一式工事の施工に必要な建築学、土木工学、電気工学及び機械工学に関する概略の知識、設計図書を正確に読み取るための知識)。
②施行管理法(建築一式工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する概略の知識)。
③法規(建設工事の加工に必要な法令に関する概略の知識)。
躯体=
①建築学等(建築に同じ)
②躯体施行管理法(建築一式工事のうち基礎及び躯体に関わる工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識)。
③法規(建築に同じ)。
仕上げ=
①建築学等(建築に同じ)
②仕上施行管理法(建築一式工事のうち仕上げに係る工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識)。
③法規(建築に同じ)。
実施試験(記述式)/建築=施行管理法、躯体=躯体施行管理法、仕上げ=仕上施行管理法
【おすすめ書籍】
よくわかる!2級建築施工管理技士試験―合格を確実にする! (国家・資格試験シリーズ 138)